2008年09月18日

◆ Firefoxで 辞書検索

 ウェブ上で表示された語句について、Firefox で簡単に辞書検索することができる。辞書検索の内容は任意。英和辞典も、日本語辞典もOK。Wikipedia もOK。

 ──

 《 機能 》


 たとえば、ネットで開いたページに winglet という単語があり、その単語の意味を調べたいとしよう。通常は、次の順で操作をする。
  ・ その単語を範囲指定する
  ・ コピーする
  ・ 辞書ページを開く
  ・ テキストボックスに貼りつける
  ・ 検索ボタンを押す

 これではあまりにも面倒臭い。

 そこで、次のような順で行えば、簡単だ。
  ・ その単語を範囲指定する
  ・ 右クリックする
  ・ (任意の)辞書を選択する。

 ここで辞書を選択したとたんに、辞書のページが開いて、該当の説明文が表示される。簡単。

 たとえば、右クリックメニューから「英辞郎」を選択したとしよう。すると、自動的に「winglet」というページが表示される。

 例。
 《 原文 》
 A winglet is a near vertical extension of the wing tips. The vortex which rotates around from below the wing

 《 範囲選択 》
 A  winglet  is a near vertical extension of the wing tips. The vortex which rotates around from below the wing

 《 右クリック 》
 右クリックメニューが現れる。

  Wikipedia -- "winglet"
  EIJIRO --  "winglet"   
  Global  -- "winglet"
 

 ここで、「 EIJIRO 」という項目を選択すると、英辞郎の「 winglet 」のページが表示される。つまり、下記ページ。
  → 英辞郎の 「 winglet 」


 なお、辞書は設定が自由だ。(ネット上にある)お好みの辞書を設定できる。私の場合は、三つの辞書を設定している。次のように。
  ・ Wikipedia
  ・ 英辞郎(英和・和英)
  ・ Global 英和辞典


( ※ 英辞郎では、選択範囲が日本語であれば、自動的に和英辞典のページとなる。)

 ──

 《 インストール 》


 この機能もまた、Firefox のアドオンによって実現できる。
 名称: 「 Dictionary Search

 改良版(日本語仕様)の配布先:
http://bushwhacker.seesaa.net/category/877845-1.html

  ※ これは ver 1.5 だが、このままインストールしてよい。
    その後、Firefox 本体の機能から、ver 3.0 に更新できる。
    だが、特に更新する必要もないだろう。たいして変わらない。
    
 ──

 《 設定法 》

 インストール後に、使いたい辞書を設定する。面倒臭く思えるかもしれないが、あっという間に終わる。作業時間は1辞書につき、1分間ぐらい。ごく簡単だ。
 具体的には、Firefox のメニューで
   ツール → アドオン → Dictionary Search → 設定

 と進んでから、ダイアログボックスにおいて、各辞書ごとに2行を書き加える。次のように。

( ※ 以下で設定をするときには、1番目の辞書には何も設定しないでおいてほしい。この箇所には、別の項目( Yahoo で検索 )をあとで記入することになるからだ。したがって、以下の Wikipedia などの辞書は、2番目、3番目、4番目の辞書として設定しておいてほしい。1番目の辞書は空白にしておく。)
( ※ 初期設定は消去するといい。同じ内容をどこかに保存しておいてもいいが、以下の設定をするときは初期設定は消去するといい。)
( ※ 「文字コード」の設定欄があるが、「指定なし」のままでいい。)
 

 (1) (無設定)


 (2) Wikipedia 日本語版

1行目
Wikipedia -- "$"
2行目
http://ja.wikipedia.org/wiki/$

 (3) 英辞郎

1行目
EIJIRO --  "$"
2行目
http://eow.alc.co.jp/$/UTF-8/

 (4) Global 英和辞典

1行目
Global   -- "$"
2行目
http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?p=$&enc=UTF-8&stype=0&dtype=1&dname=1ss

 ──

 なお、他も同様である。要するに
  ・ 1行目 には、メニューの項目名 (半角英字のみ)
  ・ 2行目 には、該当のページの URL
  ・ その単語を示すには $ という変数記号を用いる

 ということだ。

 参考のために別の辞書の場合を記すと、URL は次の通り。

 (a) Wikipedia 英語版

http://en.wikipedia.org/wiki/$

 (b) Longman 英英辞典

http://www.ldoceonline.com/dictionary/$

 (c) 大辞林

http://dictionary.goo.ne.jp/search.php?MT=$&kind=jn&mode=0&kwassist=0

 (d) 大辞泉

2行目
http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=$&stype=0&dtype=2
3行目
UTF-8
( ※ 3行目で文字コードを UTF-8 に指定する必要がある。ドロップダウンメニューから。……この操作をしないと、正常に実行できない。)


 ──

 《 Yahoo 検索 》


 辞書検索の機能を用いて、「 Yahoo で検索 」という機能を追加できる。
 初期設定では、右クリックメニューに「 Google で検索 」がある。これに加えて、「 Yahoo で検索 」という項目を追加することができる。(辞書検索の項目に並べる形。)
 その方法は、上記の方法と同様だ。ただし、項目の位置は、あらゆる辞書よりも上に置く方がいい。つまり、辞書としては1番目の辞書に設定するといい。(そうすれば、「 Google で検索 」のすぐ下になる。)


  Google で検索: "winglet"
  Yahoo で検索 : "winglet"
  Wikipedia -- "winglet"
  EIJIRO --  "winglet"      
  Global  -- "winglet"
 


 設定法は、以下の通り。

1行目
Yahoo で検索 : "$"
2行目
http://search.yahoo.co.jp/search?ei=UTF-8&fr=sfp_as&p=$
3行目
UTF-8  (ドロップダウンメニューから選択)

 3行目で「UTF-8」を選択することが必要だ。さもないと、日本語を検索できなくなる。

 なお、どうして 「 Google 検索 」だけでなく「 Yahoo 検索」をも使うのかというと、Google には検索漏れが結構あるからだ。ネット上にあるページが見つからない、ということがしばしばある。具体例は下記の例。
   → 例1例2


 ──

 《 注記 》
 アドオンのバージョンアップについても言及しておこう。
  Dictionary Search というアドオンの最新版は 3.0 (英語版)である。しかし、これを使うようにバージョンアップしてはならない。バージョンアップ禁止である!
 あくまで上記サイトの日本語版 ver 1.5 を使うべきだ。さもないと、文字コードの指定ができなくなる。すると、Yahoo で日本語を検索することができなくなる。
 ( ※ Firefox が「(アドオンの)最新版があります。バージョンアップしますか?」と聞いてくることがあるが、安易に「はい」をクリックして、バージョンアップしてはならない。そうすると、Dictionary Search が英語版になってしまうので、日本語機能を使えなくなる。) 



  【 追記 】

 ポップアップ辞書を使うこともできる。(1)(2) は駄目だが、(3) はお勧め。

 (1) 選択範囲の語句について、簡単な和訳のみを示す機能。

 単にポップアップ辞書が現れる。
    → http://jutememo.blogspot.com/2008/06/firefox_28.html
 ( ※ 試してみたが、うまく作動しなかった。Yahoo の該当サイトにいったんアクセスすると、少し直るが、それでも作動は不完全である。駄目みたい。)

 (2) 英辞郎のマウスオーバー辞書

 マウスカーソルを乗せるだけで、英語の和訳が表示される。
 ただ、普通の英文を見ているときに、いちいちポップアップが勝手に表示されるのは、目障りでうるさい。
 → Mouseover Dictionary

 (3) 小さな別ウィンドウが開く ( qtl )

 ポップアップ辞書に似ているが、「単語を(ダブル)クリックする」という操作をして初めて、表示される。一手間余計にかかるが、その分、表示の箇所を指定することができるので、うるさくない。
 操作の仕方は、「コントロールキー(または ALT キー)を押しながら(ダブル)クリック」にすることも可能。設定による。
 使ってみたが、けっこう便利である。普通は何も邪魔しない。指定した操作をしたときのみ、表示が現れる。お勧め。
  → qtl(Quick TransLationというアドオンの紹介
( ※ なお、英和の辞書データは、有名な Babylon である。また、日本語を調べると、Wikipedia や和英辞典などが表示される。)

 ──

 《 参考 》

 
 goo の各辞書を使うことも可能。これは Firefox の右上にある「検索バー」から検索するもの。ちょっと面倒だが、利用頻度の低いもの(国語辞書など)ならば、これで十分だろう。
  → goo 辞書
 ここに説明文がある。アドオンのインストール(ダウンロード)も、そこに説明文がある。

 ただし、注意。これをインストールすると、右クリックメニューにまで、goo 辞書の3項目が表示されてしまう。邪魔なこと、この上ない。うるさくて仕方ない。
 しかし、大丈夫。右クリックメニューの3項目を「非表示」にすることができる。その方法は、ごく普通だ。Firefox のメニューから、「ツール → アドオン」とたどって、goo 辞書の項目に移り、設定ボタンを押してから、右クリックメニューの3項目を解除すればいい。(もともとチェック  が入っているから、チェック  をはずせばいい。)

 また、メニューバーにも、「goo辞書の履歴」というのが表示されてしまう。これを解除するには、このアドオンをいったんインストールしたあとで、アドオンの設定で「無効」にしてしまえばいい。すると、機能は解除されるが、検索バーの箇所だけには goo辞書の三つが残っている。(はずだ。)



 【 参考 】 《 スペルチェック 》

 辞書検索ではないが、ちょっと似た機能で、「自動スペルチェック」という機能がある。(英語限定。他の欧文も可能だが、日本語は駄目。)
 これは、ネット上の文書についてスペルチェックするのではなく、ユーザーがテキストボックスに自分の文章を入力したときに、その文章についてスペルチェックする。
 具体的には、次の場合。
  ・ ブログのコメント欄に入力する
  ・ 掲示板のコメント欄に入力する


 日本語のサイトでは使えないが、英語のサイトでは使える。英語のコメントを書く人向け。
 普通の日本人向けではない。というのは、これは邪魔な機能にもなるからだ。たとえば、普通のブログの執筆の歳に、テキストボックスに文章を入力して、HTML ソースを表示させると、 HTML タグについてスペルチェックしてしまうからだ。
 たとえば「 BGCOLOR 」というような HTML タグを見つけると、「そんな英語はありませんよ、スペルミスですよ」と指摘してくれる。うるさい。  (^^);
 それでもまあ、そのくらいは無視できるから、英語をしばしば書く人にとっては、けっこう有益だ。害は少なく、益は大きい。

 《 インストールの方法 》

  ・ Firefoxを開く。
  ・ ブログなどのコメント欄(テキストボックス)にカーソルを置く。
  ・ 右クリックする。
  ・ 「辞書を追加」を選択。
  ・ 該当ページ(アドオンの配布先)に移っている。
  ・ 「スペルチェック辞書」を選択する。
  ・ 辞書を選択する。英語ならば、「English (US)」という辞書。
  ・ 「辞書をインストール」をクリックする。あとは簡単。


 このあとは、ブラウザ上で英語を記入するたびに、英語についてスペルチェックがなされる。
( ※ ただし、間違いは指摘するが、正しいスペルは示さない。その点では本格的なスペルチェッカーとは異なる。MS-Word 上に貼りつけてスペルチェックする方が本格的だ。短文でなく長い文章ならば、そうするべき。)
 



 【 関連項目 】
 → Firefox の拡張

 こちらにもいろいろと機能拡張の方法が示されています。
 
posted by 管理人 at 18:53 | Comment(5) | コンピュータ_04
この記事へのコメント
 本項のような辞書検索について、
 「こういうことを勝手にやるのは、法的問題がどうのこうの」
 という批判もあるかもしれない。
 だが、別に問題ない。あくまで個人の私的利用だからだ。
 一方、同様のことを他社がネット上で展開すれば、それは相手の辞書会社の権利を侵害していることになるので、許容されない。つまり、営利目的の利用は駄目。(これは当り前。)
Posted by 管理人 at 2008年09月18日 20:32
「 Yahoo 検索」の項目を、真ん中へんに追加しました。
タイムスタンプは下記 ↓
Posted by 管理人 at 2008年09月19日 22:23
 ポップアップ辞書の説明のあとに、

 (3) 小さな別ウィンドウが開く

 というのを加筆しました。

 なお、別途、Longman 英英辞典 の URL も加筆しました。


 タイムスタンプは下記 ↓
Posted by 管理人 at 2008年09月19日 23:30
 辞書や自動翻訳のできる総合サービス(無料)が、英辞郎のサイトで提供されている。 My Studio という名称。
 → http://alcom.alc.co.jp/contents/text/ms_pr.html
    http://www.alc.co.jp/press/press/prs_080701-1.htm
Posted by 管理人 at 2008年09月22日 06:35
>  (3) 小さな別ウィンドウが開く ( qtl )

 の続き。

 これについては、次のように設定をカスタマイズするといい。

 Firefox で、
  ツール → アドオン → qtl → 設定 → configulation
 ここで、国旗がずらりと並んだ画面(別画面)が開く。
 その下の方で、設定がいろいろと可能になっている。
 初期設定では、Yahoo や YouTube などのチェックが入っているが、これらのチェックはすべてはずした方がいい。うるさいだけだからだ。

 一方、次のチェックを入れる方がいい。
  ・ Wikipedia 英語版
  ・ ALC (英辞郎) eow.alc.co.jp

 その結果、どうなるか? 実際に辞書が表示されたときに、Wikipedia と ALC のアイコンが表示される。これらのアイコンをクリックすることで、そのサイトに飛べる。つまり、より詳しい情報を得ることができる。
Posted by 管理人 at 2008年09月22日 17:53
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