トヨタのウィングレットは、役立たずのオモチャに見える。だが、両足のない身障者向けの移動手段としては、役立つかもしれない。
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( 本項の日付は08月03日ですが、実際の掲載日は 09月21日です。)
北京のオリンピックのあとで、パラリンピックが開催された。さまざまな身障者がハンディにめげずに活躍した。
これに関して、興味深い記事があった。義足メーカーが各選手の義足の修理を無償サービスしているという。大昔の古い義足は、修理するかわりに、全面的に新しいものに作り替えてプレゼント。すべて無償。費用負担は、義足メーカー自身。(朝日・朝刊・第三社会面 2008-09-19 )
これは立派である。世界第一位のメーカーだから、宣伝費のつもりらしいし、商売になっているのだろうが、それはそうだとしても、立派な社会貢献である。 ひるがえって、日本のメーカーはどうか? 威張っているのは、次のようなことだ。
・ トヨタ …… 身障者向けの自動車を有償販売。
・ キヤノン …… インクカートリッジのリサイクル。(その費用はもともとインクカートリッジの料金に含まれている。)
これらは実は、ただの「商売」である。きれいな商売ではあるが、あくまで商売だ。社会奉仕とは違う。なのに、企業はこれらを「社会貢献」と称しているようだ。
しかし、そんなことよりはむしろ、義足メーカーのように、「困った人々に無償プレゼント」のようなことをするべきだろう。
特に、トヨタだ。義足を使うような人は、移動手段に困っているのだから、そういう人々のために、「ハイテク義足」みたいなものを考案するといい。
具体的に言えば、ウィングレットみたいな超高級なオモチャばかりを考えるより、身障者に向けて最適化したウィングレットみたいなものを考えるといい。
たとえば、両足のない身障者がいる。それでも、両腕を鍛えて、腕を足のようにして頑張っている人もいる。(感動的。)
→ 紹介記事1 , 紹介記事2
たいしたものだ。ただ、これほど頑張れる人はともかく、頑張れない人々もいる。高齢者や病人などだ。
そこで、そういう人のために、胴体をそのまま乗せることができるウィングレットを作るといい。そうすれば、これは重要な社会貢献となる。なぜなら、たとえこれが商売になるとしても、開発費が多大になるからだ。この世にないものを誕生させて、身障者に便宜を与えることは、たとえ結果的に商売になるとしても、立派な社会貢献なのだ。
なぜ社会貢献と言えるか? それは、開発が失敗するかもしれないからだ。そのリスクを負うことは、とても大切なことだ。結果的に成功するか否かは重要ではない。リスクを負うこと自体が、勇気ある立派なことなのだ。
しかしながら現実には、トヨタにはその勇気がない。だからこそ、私はここで「その勇気をもて」と鼓舞する。つまり、「社会貢献の開発をせよ」と。
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では、実際はどうか? 現実のウィングレットは、この目的のためには使えない。なぜならこれは、「足にかけた体重で操作する」からだ。足のない人には、操作のしようがない。
とはいえ、足のない人であっても、「手にかけた体重で操作する」ことは可能だ。そして、そのようなウィングレットを開発することは、ほとんどお茶の子さいさいである。技術的には何も問題はない。
ただし、トヨタには、そうすることはできても、そうする気がない。彼らにあるのは、「儲かるか否か」だけであって、「社会貢献をするか否か」ではないのだ。たとえ身障者への販売で商売になるとわかっても、それによる利益が少額であれば、「儲けが少ないから、やーめた」と言い出す。
がめつい三河商人ですね。強欲な点では、ユダヤの商人並み。……彼らに欠けているのは、技術ではなくて、優しさだ。それの欠けている企業は、いくら技術水準が高くても、ただの人でなしにすぎない。
[ 付記1 ]
欧米各社に比べて、トヨタの社会貢献はあまりにも少ない。しかも、やっているのは、欧米でばかりだ。欧米では社会貢献が必要だから、いやいややっているだけだ。日本ではたいしたことはやっていない。
→ トヨタの紹介サイト ,トップページ
[ 付記2 ]
トヨタが国内でやっている社会貢献はせいぜい、名古屋に自動車博物館を作って、自社商品を優先的に並べて誇示することぐらいだ。で、これをもって「歴史文化に貢献しています」と威張っている。
ただ、トヨタとしては当然だろうが、ここには日産の車はろくにない。サニー・クーペも、チェリーも、パルサーEXAも、GT-R もない。名車でもない歴代クラウンとコロナばかりは、やたらとたくさん並べてあるが。( → トヨタ博物館 )
ここに身障者用のウィングレットが並べられたら、本当にすばらしいことだが、そんなことは決してありえないね。三河商人には。「そんなのもうからねえ! オッパッピー」でおしまいでしょう。
[ 余談 ]
ついでだが、日産に関しては、次の本がある。
「なぜ、ティーダは世界で一番売れている日産車になりえたのか?」
( → 紹介ブログ ,Amazon 読者書評 )
この本はどうやら日産が金を拠出したPR本であるようだ。当然、日産の宣伝しか書いていない。そこで、私が正解を記しておこう。
「ティーダは世界で一番売れている日産車である。その理由は、他の日産車がすべて駄作だからだ。マーチも、キューブも、ノートも、こけてしまった。他のすべてが大いにこけたから、ちょっとしかこけなかったティーダは一番売れている日産車になった」
馬鹿仲間の中で一番 賢くになるには、他の仲間をいっそう馬鹿にすればいい。それだけ。 (^^);
【 後日記 】 ( 2008-11-16 )
驚いたことに、上記の「期待」がすでに実現しているという。
つまり、トヨタが車イス・ロボットを開発したという。ウィングレットの車イス版。体の動きを検知して、車イス・ロボットが自動的に進んでくれるという。
→ トヨタの車イス・ロボット
2008年08月03日
◆ ウィングレットと身障者
posted by 管理人 at 16:53
| Comment(1)
| コンピュータ_04
これだと、車椅子のかわりになりそうだ。
http://www.nikkeibp.co.jp/style/eco/tms2007/071029-017/index.html
なお、これによく似ているものをスズキが開発している。 PIXY という。
http://www.nikkeibp.co.jp/style/eco/tms2007/071029-017/index2.html
こっちの方がいいですね。素材は柔らかいし、屋根もあるし。
何といっても、モデルがかわいいし。 (^^);
(ただし、いずれにしても、値段は馬鹿高くなりそうだ。ウルトラ高額の車椅子、という位置づけ。現状ではベンツかロールスロイス並みの値段かも。 (^^); )