2013年01月14日

◆ インフルエンザと診断書

 インフルエンザにかかって欠勤したとき、会社が診断書を要求することがある。だが……

 ──

 インフルエンザになって欠勤した社員に、会社側が「診断書」を要求する、ということがある。けっこう多い。
 この風潮を批判している医師がいる。
  → 総務の方、診断書、必要ですか?
 一部抜粋すると、次の通り。
 安易なズル休み防止だけが目的ならば、レシートなどの病院に受診した記録だけでもよさそうな気がします。
 仮病かどうかを見抜くことを医師に求められているのかもしれません。しかし、……仮病を見抜くことを目的に医師の診断書を求めるのは無駄が多いと思います。……インフルエンザではないという証明、あるいは、ノロウイルス感染ではないという証明は困難です。
 ここで示されているように、診断書が求められる背景には、次のことがある。
 「企業は従業員のずる休みを防ぐために、診断書を要求する」

 これはこれで、一理ある。しかし、問題も起こる。
 会社側が診断書を要求するのであれば、診断書の料金は会社が払うべきだ。ところが現実には、診断書は社員に払わせる(自腹にする)例が多い。これはどう考えてもおかしい。
 そこで、法律はどうなっているかを調べたが、法律では曖昧になっているようだ。「会社側が払うべき」という法律は、特にない。
  → 参考サイト

 かくて、法律の不備のせいで、「診断書の料金は自腹」というが横行している。
 となると、社員としては、次のいずれかが妥当だとなる。
  ・ 有給休暇を取って欠勤する。
  ・ 無理して出社する。


 どちらがいいか? 
 前者は好ましく思える。ところが、法的には、これは無理だ。というのは、「有給休暇」を取るには、事前申告が必要だからだ。法律でそうなっている。事前報告なしの有給休暇は認められないのだ。つまり、「その日になって病気で欠勤する」というのは、「有給休暇」の条件を満たしていないので、「有給休暇」を取る権利がない。となると、会社としては、病欠した社員を「無断欠勤」の扱いにして、減給などの処分をすることができる。(これは会社側に認められた権利だ。法律がそういうふうになっている。日本では。)
 となると、前者が無理だから、後者を取るしかない。つまり、「無理して出社する」しかない。

 では、無理して出社すると、どうなるか? インフルエンザは伝染病であるから、会社にインフルエンザのウイルスをばらまいて、多くの人々にインフルエンザをうつすことになる。最悪。

 ──

 現在の制度は、
 「インフルエンザにかかった人を、無理やり出社させて、会社内にインフルエンザを大量に伝染させる」

 という結果を招くようになっているのだ。

 政府は「インフルエンザ対策」と称して、あれやこれやと、対策を掲げている。しかしその一方で、「患者を無理に出社させて、ウイルスをばらまく」という現状の制度を、あえて放置させている。
 馬鹿げた話だ。しかしながら、現実にそうなっているのだ。
 困ったことだ。何とかしてもらいたいものだ。しかしながら、日本人の頭にはこういうひどい制度を是正することができない。なぜか? たぶん、「馬鹿は伝染する」からだろう。



 [ 付記1 ]
 冒頭の医師は、「診断書は無駄だ」というふうに述べている。だったら、診断書を安易に書かせないように、診断書はきわめて高額に設定するといいだろう。特にインフルエンザに限って、1件2万円ぐらいに設定するといいだろう。そして、その金を、会社に払わせる。……これなら、無駄な診断書の請求もなくなる。
 しかし現実には、「自腹で」という制度が横行する。それを禁止するための法律もない。かくて無意味な診断書が横行する現状が是正されない。

 [ 付記2 ]
 こういう阿呆な制度が存続している会社に勤めているならば、インフルエンザにかかった社員は、せっせと会社に出社して、社員みんなに、インフルエンザを伝染させてしまえばいい。バイオ・テロだ。  (^^);
 こういうことは、本来ならば、やってはいけないことだ。しかし、会社があえてそういうふうにやれ、という趣旨でいるんだから、仕方ない。お馬鹿な会社は、あえてバイオテロを招く制度を取っている。そういう会社には、バイオテロで、社員をノックダウンさせてしまえばいいのだ。

 [ 付記3 ]
 結局、どうすればいいかというと、「風邪を引いたときには、会社にお伺いを立てる」といい。
 「出社するな。一週間は休め」と言われたら、そうすればいい。まともな会社なら、そういう方針を出す。(有給休暇かどうかは問わない。)
 「休んでいいが、診断書をもらえ」と言われたら、「お金を払ってくださいね」と確認する。払ってくれないなら、「じゃ、無理して出社します」と言う。
 「無理して出社しろ」と言われたら、出社して、あちこちで咳をするといい。「インフルエンザにかかっています」と書いたゼッケンを胸に貼りつけておくといい。



 【 関連項目 】
 → インフルでバイオテロ

   ※ 「無理して出社しろ」と言われたので、出社して、伝染させた、
     という例。ブラック企業に勤めたので、伝染で報復する。



 【 関連サイト 】

 → 職場の女がノロウイルス完治してないのに出社しやがった
  ※ バイオテロの実例。ただしノロウイルスで。
    (インフルエンザではなくて。)
 
 → 従業員3人に1人が有給病欠なし、インフルエンザ流行の米国
  ※ 一部抜粋しよう。
米国内では現在、インフルエンザが猛威を振るっているが、自宅での治療を望んでも仕事の都合や報酬に響くことを懸念して断念し、職場でインフルエンザをさらに広める結果ともなっている。
 どうやら、日本だけでなく米国も同様であるようだ。かわいそうに。同病相憐れむ、みたいな。  (^^);
 
posted by 管理人 at 19:43 | Comment(2) |  インフルエンザ このエントリーをはてなブックマークに追加
この記事へのコメント
 ニュースから。

  → 医師の診断書 料金に約10倍の差
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130224/k10015738081000.html

 「保険会社や勤務先などに提出する診断書の作成、発行にかかる料金は、最も安い病院では1000円、最も高い病院は1万500円で、およそ10倍の差がありました。」
 とのことだ。
Posted by 管理人 at 2013年02月24日 19:40
「10倍の差」という見出しからは、「暴利と言えるほどに高いことがある」という印象ですが、中身を見ると、「あっと驚くほど安い場合もある」って感じです。1,000円で診断書書いてもらえるなら、僕も利用したい。
Posted by 井上晃宏 at 2013年03月05日 02:58
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