2006年06月24日
◆ e託販売
Amazon で e託販売 というのが開始された。少部数の著作物を、委託販売するシステム。
amazon のサイトはこちら。
http://advantage.amazon.co.jp/gp/vendor/public/join/250-8199545-9929842
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◎関連ニュース
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2006/06/12/12299.html
http://www.atmarkit.co.jp/news/200606/13/etaku.html
http://journal.mycom.co.jp/news/2006/06/12/009.html
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0606/12/news059.html
http://japan.internet.com/busnews/20060613/4.html
◎引用
「利用料は年会費9000円。同サービスへの参加条件は、登録する商品の販売権を持っている日本国内の事業体もしくは20歳以上の個人。カタログ登録する商品には、ISBNかJANコードが必須となる。」
「プログラム参加にかかる費用は、「年会費9,000円のみ」(同社)。なお、8月31日まではキャンペーン期間中とし、年会費が無料となる。委託の掛け率は60%。これまで一般流通で扱われることが少なかったインディーズ作品を拡充」
◎注記
ISBN とバーコードも必須となる。
ところが、古い書籍には、バーコード(JANコード)がついていないものが多い。すると、利用は困難となる。というわけで、過去分というよりは、今後の新刊の分についてのみ有効だ、と考えた方が良さそうだ。(近年の分はもちろんバーコードがあるので大丈夫だが。)
バーコードはシールでもいい、とのことだ。ただしJANコードがついていなければ取得しないといけない。
◎ 評価
いろいろと制約があるので、必ずしも有利とは言えない。著作物の最大のメリットである「書籍の物流システムに乗ることの宣伝効果」がない。最初から「大宣伝」という効果を狙わずに、あくまで少部数のニッチ市場を狙う場合にのみ、固定コストを下げるという効果があるようだ。
部数で千部ぐらいが強化となるだろう。それ以上ならば、特にメリットが大きいとは言えない。千部以下ならば、固定コストを下げる効果があって、赤字になる危険性を下げることができる。
狙いとしては、「コミケの漫画の売れ残りを通年販売する」というようなものでしょうか。
特に大きなメリットがあるとは言えないが、お金を1万円単位で節約したいような若者には、かなり意味がありそうだ。10万円単位で考えるなら、さしてメリットは大きくない。いろいろと手間も掛かるから、手間を惜しむなら、このシステムはあまり適していない。(なぜかというと、ISBN や JAN コードの取得に手間が掛かるからだ。)
まとめとして言えば、こうなる。
・ 個人にとっては、あまりメリットは大きくない。
・ 中小のインディーズの法人には、少部数出版の意味がある。
だから、あなたが事業主として、「少部数出版」という事業を立ち上げるのならば、このシステムを利用するといいだろう。また、そういう事業があるのならば、個人がその事業を利用してもいいだろう。しかし、個人が直接 e託販売を利用するのは、ちょっと手間が大変だ。その手間を惜しまないかどうかという問題に帰結する。
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【 追記 】
少部数を印刷した同人誌などに対して、
・ ISBN と JAN コードを賦与する。
・ 在庫となった商品を、適宜、Amazon に送付する
というサービスを、個人著者のために代行するサービスをやれば、それはそれで、新たなビジネスとなる。脱サラしたいがアイデアはない、という人は、この手で脱サラしてはいかが?
副業としてもやれるかも。部下として一人(たとえば奥さん)を雇って、細かい作業をやらせれば、あとは自分が経営指導をするだけで、どんどんお金儲けができます。初期投資もごくわずかで済む。商品在庫などの負担はないから、通常の商売に比べて、危険率は非常に低い。
大儲けをするわけには行かないだろうか、危険度が低い新規事業で社長になりたい、という人には、これが向いている。
ただし、どの市場でも、先行者利益というのが大きい。他人に先んじてやれば、市場を独占できるだろうが、グズグズしていると、市場を奪われてしまう。また、頭の悪い人が、無闇に進出すると、あとから進出したライバルにあっさり負けて、倒産するハメになる。
頭はあるけどアイデアはない、という人にのみ、お勧めの事業。もしやるならば、初期投資として、百万円を用意しましょう。で、百万円の範囲内で、事業を立ち上げる。最悪、失敗しても、百万円の損。逆に、うまく行けば、事業を成功させたあとで、事業を丸ごと Amazon あたりに売り渡せば、3年ぐらいで1億円を儲けることも可能だろう。
posted by 管理人 at 08:49
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